あなたにプレゼントを贈りたいの。 “I would like to give you a present.” (※ I would like to は、I’d like to と略すこともできます。)
I would like to + 動詞の原形 で、「~したい」という表現になります。would like = want と同じ意味です。
“I want to ~.” よりも「丁寧な表現」と学校で習ったと思います。”I want to ~.”も日常でよく使います。 “I would like to” 表現には相手の意思に配慮しながら、自分の希望を述べる感覚があります。「あなたにプレゼントしたいのだけど、いいかしら?」というニュアンスです。日本語では大変改まった表現の印象があると思いますが、実際にはごくごく普通の日常会話で使う表現です。”I want to ~”だと、言い方によっては自己主張を通したい印象があると思います。
【レストランで】 I would like to have a steak. ステーキを注文します。 【家族や恋人に】 I‘d like to go to a park on Sunday. 日曜日に公園に行きたいな。
I would like 名詞 で、「~が欲しい」という表現になります。
I‘d like a present on Christmas. クリスマスにはプレゼントが欲しいわ。 I‘d like a drink. 飲み物が欲しい。
「~しませんか」「~をお願い」の “would”
ちょっと助けて~ “Would you like to help me?”
Would you like to + 動詞の原形 で、「~しませんか?」と誘ったり、「~をお願いしてもいい?」と依頼をする表現になります。
【誘う】Would you like to come with me? 一緒に行きませんか。 【依頼】Would you like to clean a room? お掃除お願いしてもいい?
Would you like to + 動詞の原形での依頼表現、学校では丁寧な表現として習ったと思いますが、実際には常識的な頼み方の表現です。日本語でいうところの「丁寧な表現」とはちょっと度合いが異なります。友達同士でも子どもでも割りとカジュアルに使いますよ。
I may be wrong. (私は間違っているかもしれない。) He may come home soon. (彼はもうすぐ家に帰ってくるかもしれない。)
may の否定形は、may not + 動詞の原形 です。 She may not come today. (彼女は今日来ないかもしれない。)
may の過去形は、might です。ですが、こちらも過去の意味はありません。 might にも may と同じ「推量」の意味を持ちますが、may よりも可能性が低い場合に使います。 (※ may には50%の可能性を示すと一般的に言われているようですので、 might はそれ以上に可能性が低いということですね。)
We might see her at a supermarket. (スーパーで彼女と出くわすかもね。) He might be at school by now. (そろそろ彼は学校に着いた頃かしら。)
「~してもよい」の許可の may
can よりも「上から目線」の may
You may go home now. (もう帰ってもいいですよ。) You may see your doctor. (医師にお会いになれますよ。)
疑問形は、May I ~?(~してもよろしいですか?)
May I come in? (入ってもよろしいですか?) May I smoke? (タバコを吸ってもよろしいですか?)
これに対する返答は、 いいですよ: Yes, you may. ← 上から目線で、ちょっと偉そうです。 Yes, please. や Of course, you can. の方が、印象がいいと思います。 だめですよ: No, you may not. ← かなり偉そう!禁じています。 Sorry, but you can’t. などやんわりした表現が望ましいです。
今回はmayを取り上げました。might も少しだけ触れましたが、may と might の微妙な%の違いの加減がちょっと難しいですね。ここでは取り上げませんが、may は実はもっと奥深い助動詞です。それについては、別の機会に取り上げるかもしれません。まずは may の基本である「推量」や「可能性」そして「許可」を表現できる助動詞なんだ!と覚えてくださいね。
・・・と、このような文の形になります。文法的には正しいのですが、実際に must を疑問文にすることはほとんどなく、使うとしても例文のように、 Must I ~?と主語が自分になる場合のみと言い切ってもいいくらいです。それでも全くないわけではありませんので、覚えておくといいと思います。
Must I ~?の疑問文への答え方は、上の例文へ答える場合
Yes, you must. (はい、行かなければなりません。) No, you don’t have to. (いいえ、行かなくてもよいです。) ※must not だと「行ってはいけない」と禁止の意味になってしまいます。「行かなくてもよいです。」の時は、don’t have to を使います。
さあ、ここで新しい表現が出てきました。have to の説明をここからしていきますよ。
have to の意味と使い方
have to も、「~しなければならない」(義務)の表現をすることができます。
文の作り方は、主語 + have to + 動詞の原形 です。ここで注意したいのは、主語が三人称単数の時は三単現のSのルールになるので、have to を has to にしなければなりません。(三人称単数・三単現のSについては、03. 動詞の現在形と過去形をご参照ください。)
意味ごとに例文を見ながら理解していきましょう
「~しなければならない」(義務)の have to
have to も、「~しなければならない」という義務を表します。must が「自分の意志による義務」「強制力のある義務」というニュアンスが含まれているのに対して、have to には強制的な意味はあまりありませんが、その場の状況から判断して「そうするしかない」という気持ちで感じる義務となります。
I have to speak English. (私は英語を話さなければならない。)※話す相手が英語しか話さない状況など Mark has to go home now. (マークはもう家に帰らなければならない。)※もう家に帰る時間、あるいは予定が控えている状況など
have to には「~しなければならない」という義務を表すほか、「~しないと気がすまない」「~するしかない」と言った表現をすることもできます。
have to の否定形
否定形は、have to の前に don’t (主語が三人称単数なら doesn’t) つけます。must の否定形が「~してはいけない」(禁止)の意味を持つのに対して、don’t have to は「~しなくてもよい」「~する必要はない」という意味になります。主語が三人称単数の場合は doesn’t have to となります。
You don’t have to worry about me. (私のことを心配しなくてもいいよ。) She doesn’t have to come here today. (彼女は今日ここに来る必要はない。)
have to の疑問形
疑問形は、Do + 主語 + have to + 動詞の原形 ?です。「~しなければいけませんか?」という意味になります。主語が三人称単数の場合は Does + 主語 + have to + 動詞の原形 ? となります。一般動詞の疑問文の作り方と同じですね。
Do you have to go now? (もう行かなければならないの?) Does he have to finish by ten? (彼は10時までに終わらせなければなりませんか?)
have to 疑問文への答え方は、 Yes, you do. Yes, he does. No, you don’t. No, he doesn’t. となります。
助動詞 have to と must の表現方法おさらいできましたか?中学英語の記憶だと、「~しなければならない」と義務のイメージが強いかもしれませんが、それと同様に「推量」の表現「~にちがいない」もよく会話の中で使われますよ。例えば、「冗談でしょ~」は、”You must be joking!”でOKです!
I can speak Japanese. (私は日本語が話せます。) She can drive a car. (彼女は車の運転ができます。) We can play soccer. (私たちはサッカーができます。)
否定形は、canの後ろにnotをつけます。can not/cannot/can’t と3種類であらわすことができ、いずれもその後に動詞の原形がきます。 I can’t run any more. (これ以上走れません。)
疑問形は、Can + 主語 + 動詞の原形 ? Can she ski? (あなたはスキーができますか?)
※ここで気をつけてほしいのは、「英語を話せますか?」の質問をする際など、相手に尋ねる場合には、Do you ~?で聞くほうが適切な場合が多いということです。Can you speak English? で、相手の能力を聞いていることになり失礼な印象を与える場合があります。その場合は、Do you speak English? が適切な尋ね方です。
「~をしてよい」(許可)の can
You can go home now. (もう帰宅していいですよ。) She can read my book. (彼女は、私の本を読んでもいいですよ。)
疑問形 Can I ~?「~してもよいですか」(許可を求める)
疑問形で、Can I + 動詞の原形?で、「~してもよいですか」の許可を求める表現になります。
CanI go to the toilet? (トイレに行ってきてもいいですか?)※米英語ではtoiletとは言わず、bathroomなどを使います。 CanI speak to you? (お話ししてもいいですか?) CanI ask you a question? (質問してもいいですか?)
疑問形 Can you ~?「~してくれませんか」(依頼)
疑問形で、Can you + 動詞の原形?で、「~してくれませんか」のお願いをする表現になることもあります。
Canyou help me? (わたしを手伝ってくれませんか?) Canyou take it home? (それを家に持って行ってくれませんか?)