「動詞を助ける言葉」である助動詞。こちらでは、 may を取り上げていきます。
その前に助動詞のポイントを押さえておきましょう。
- 助動詞は「動詞」と一緒に使う
- 1つの動詞に使えるのは1つの助動詞だけ
- 助動詞のあとに「動詞の原形」
- 助動詞の否定文は後ろに not をつける
- 助動詞の疑問文は助動詞を文の最初に置く
may の意味と使い方
助動詞 may には、「~かもしれない」の推量や可能性、「~してもよい」の許可の意味があります。
それ以外にも、「~でありますように」=願望の意味もありますが、ここでは取り上げません。
文の作り方は、主語 + may + 動詞の原形 です。
「~かもしれない」の推量や可能性の may
I may be wrong. (私は間違っているかもしれない。)
He may come home soon. (彼はもうすぐ家に帰ってくるかもしれない。)
may の否定形は、may not + 動詞の原形 です。
She may not come today. (彼女は今日来ないかもしれない。)
may の過去形は、might です。ですが、こちらも過去の意味はありません。
might にも may と同じ「推量」の意味を持ちますが、may よりも可能性が低い場合に使います。
(※ may には50%の可能性を示すと一般的に言われているようですので、 might はそれ以上に可能性が低いということですね。)
We might see her at a supermarket. (スーパーで彼女と出くわすかもね。)
He might be at school by now. (そろそろ彼は学校に着いた頃かしら。)
「~してもよい」の許可の may
can よりも「上から目線」の may
You may go home now. (もう帰ってもいいですよ。)
You may see your doctor. (医師にお会いになれますよ。)
疑問形は、May I ~?(~してもよろしいですか?)
May I come in? (入ってもよろしいですか?)
May I smoke? (タバコを吸ってもよろしいですか?)
これに対する返答は、
いいですよ: Yes, you may. ← 上から目線で、ちょっと偉そうです。
Yes, please. や Of course, you can. の方が、印象がいいと思います。
だめですよ: No, you may not. ← かなり偉そう!禁じています。
       Sorry, but you can’t. などやんわりした表現が望ましいです。

今回はmayを取り上げました。might も少しだけ触れましたが、may と might の微妙な%の違いの加減がちょっと難しいですね。ここでは取り上げませんが、may は実はもっと奥深い助動詞です。それについては、別の機会に取り上げるかもしれません。まずは may の基本である「推量」や「可能性」そして「許可」を表現できる助動詞なんだ!と覚えてくださいね。
0件のコメント
1 件のピンバック